アオスジアゲハ(蛹)

a0049414_5294380.jpg公園近くの民家の軒下で、アオスジアゲハが蛹になっていました。
何故わざわざこんなところまで移動したのでしょう?食草のクスノキからは、庭を隔ていて青虫にとってはかなりの距離があるというのに。
公園や街路樹によく植えられているクスノキを食草とするアオスジアゲハは、緑の少ない大都会では、ナミアゲハやモンシロチョウよりお馴染みの蝶かも知れません。
アゲハ類の蛹は、普通夏は緑で冬は褐色ですが、アオスジアゲハは冬でも緑です。クスノキが常緑樹だからでしょうか。
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# by T-admiral | 2005-11-21 05:45 | 幼虫、蛹

ウラナミシジミ

a0049414_212144.jpg練馬区教育委員会が発行した『練馬の昆虫』によると、この本が発行された40年前には、ウラナミシジミは記録にありません。
ウラナミシジミは南方系の蝶で、やはり地球温暖化のせいなのかと、不安になりますが、練馬で見ることが出来る蝶が増えたことは、素直に喜んでいいんじゃないでしょうか?
同書には、「区内で見られる蝶は45種で、数年を出でずして激減することは明らかである。」と、ありますが、現在練馬野草の会が写真に収めた蝶は36種に及び、オオムラサキなど残念なことに絶滅してしまった種もいるものも、いまだ40を超える種類の蝶が練馬に生息しているようです。
ウラナミシジミは練馬では冬を越すことが出来ないようで、夏から秋にかけてしか見ることが出来ません。
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# by T-admiral | 2005-11-16 21:16 |

Skipper

a0049414_1718344.jpg秋になると沢山見られるようになるのがセセリチョウの仲間です。
太めの胴、体のわりに小さな翅、地味な色彩と、お世辞にも美しいとはいえず、たぶん、ほとんどの人に蛾だと思われているでしょう。
じっさい英語では、この蝶だけButterflyと呼ばず、Skipperと呼んで区別しています。あと、タテハチョウ科のことをAdmiralといいます。日本語では蝶は一つの言葉しかありませんが、英語圏には3つの蝶を表す言葉があります。
a0049414_1736142.jpg市街地でも普通に見られるのはイチモンジセセリ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ、コチャバネセセリなどです。趣味で昆虫採集をしてた頃はまったく相手にしませんでしたが、こうしてよく見るとなかなか愛嬌のある顔をしています。
蝶の里近辺でカメラに収めることができたのはイチモンジセセリとチャバネセセリだけでした。他の種類もいない事はないと思うのですが、なにしろ遠目には見分けが付かないので、じっくり観察しなければならず、コンプリートにはまだ時間がかかりそうです。
            (左上がチャバネセセリ、右下がイチモンジセセリ)
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# by T-admiral | 2005-11-12 17:54 |

モンシロチョウ、その知られざる素顔

a0049414_19111447.jpg蝶の里で一番多く見られるのは、なんといってもモンシロチョウです。
3月の半ば、桜よりも早く私達に春の到来を教えてくれるこの可憐な妖精は、日本を代表する蝶のような顔をしていますが、実はそう古くない時代に大陸からやって来た、いわゆる外来生物です。(暴れん坊将軍のモデルとして有名な徳川吉宗が、甘藷先生こと青木昆陽に命じて清国から取り寄せさせた作物に青虫が紛れ込んでいたという説がありますが、信憑性は低いようです。)考えてみれば、日本人がキャベツを食べるようになったのも、そんなに古い時代のことじゃありませんよね。
戦後しばらくの間、農薬が大量に使用されていた時代には、モンシロチョウも畑から姿を消してしまいました。当時の日本人は、それを分明の進歩だと信じていたんですね。a0049414_19181268.jpg
有機農法無農薬栽培の野菜が奨励されるようになった今では、再びモンシロチョウの姿を見る事が出来ます。モンシロチョウは、「自分達が翔び交う畑で取れたキャベツは安全だよ。」と私達に教えてくれます。
キャベツを食べるのはモンシロチョウの幼虫だけで、モンシロチョウにそっくりな日本在来種のスジグロシロチョウはタネツケバナやイヌガラシといったアブラナ科の野草だけを食べて育ちます。捕まえたスジグロシロチョウの幼虫にキャベツを食べさせると、下痢を起こして死んでしまいます。スジグロシロチョウにとってキャベツは水分が多すぎるのです。
            (左上がモンシロチョウ、右下がスジグロシロチョウ)
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# by T-admiral | 2005-11-03 19:22 |

ツマグロヒョウモン北上中

a0049414_165787.jpg地球温暖化のせいか、最近関東では本来南方にしか居ない筈の昆虫が見られるようになりました。氷河期が終わった後縄文時代がもっとも暖かだったようで、その後地球は冷え続け、江戸時代の半ば頃が一番寒かったらしく、隅田川が凍って上を歩いて渡れたという記録があります。この現象は地球規模で、フランスのセーヌ川やイギリスのテムズ川も当時凍結したそうです。享保、天明、天保の飢饉があったのもこの頃です。それから地球はまただんだん暖かくなり続け、それが産業革命に関するエネルギーの消費とどう関係があるのかはっきりしたことはわからないそうです。
a0049414_16214311.jpgともあれ練馬では今まで見られなかった熱帯性の蝶が次々と発見され、ツマグロヒョウモンはその代表です。かつては愛好家の間で注目の的でしたが、今では「もういいや」とまで言われるほど珍しくなくなってしまいました。
実際同じようなオレンジ色をした蝶にキタテハとヒメアカタテハがいるのですが、三者の中で一番頻繁に見られるように思います。逆にキタテハなどは、かつてはどこででも見られたのですが、あまり見かけなくなってしまいました。ツマグロヒョウモンは本来春から秋にかけて見る事が出来る筈なのですが、立野公園では秋にしか見かけません。と、いうことは卵を産んでも冬を越すことは出来ず死滅してしまい、春に世代交代できないのでしょう。
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# by T-admiral | 2005-11-01 16:24 |

ビオトープ池のトンボ

a0049414_463514.jpg立野公園で秋に見られるのはアカトンボだけじゃありません。
メタリックグリーンに輝く美しいトンボがいます。
近似種が多いので特定は出来ませんが多分アオイトトンボでしょう。
夏の間は見かけませんが、5~6月に発生し、林の間で過ごし、今の季節、繁殖のため池に戻ってくるのだそうです。
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# by T-admiral | 2005-10-31 04:18 | 蜻蛉

ホトトギス花盛り

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a0049414_16144194.jpgただいま蝶の里では、ホトトギスが満開の見ごろを迎えています。
蝶ではありませんが、スズメガ科のホシホウジャクが吸蜜しに来ていました。
花に止まらず飛びながら空中に静止して蜜を吸う姿がハチドリのようで面白いです。
長いストローを花に直接差し込むので花粉を媒介しないため多くの虫媒花には招かざる客ですが、ホトトギスは根で増えるので問題ないようです。
a0049414_16433872.jpgホトトギスといえばルリタテハの食草ですが、ルリタテハはホトトギスの蜜を吸いません。
アカタテハやキタテハなどは花を訪れることもあるんですけど。
ちなみにうちのルリタテハ君は無事蛹になりました。背中の銀色の斑点がかわいいですね。
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# by T-admiral | 2005-10-27 16:50 | 植物

ルリタテハ成長記

a0049414_739942.jpg我が家の庭(と呼べるほど立派な物ではないのですが)に植えてあるホトトギスに、いつのまにやらルリタテハが卵を産んだのですが、ちゃんとリサーチしなくちゃと思いつつも雑用に忙殺されて放ったらかしにしておいたので、いつの間にか成長し分散してしまい、正確な数も分からないうちに、気の早い奴は前蛹になってしまいました。a0049414_7472016.jpgルリタテハは元々郊外に行かないと見られない蝶だったのですが、山野草として人気の高いホトトギスが民家の庭によく植えられるようになったせいか、最近は市街地でもよく見かけます。
立野公園に植えられているホトトギスもルリタテハの触痕は見かけたのですが、幼虫はいませんでした。天敵にやられちゃったんでしょうか。
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# by T-admiral | 2005-10-27 08:00 | 幼虫、蛹

ブットレアに集う蝶たち

ブットレアは『バタフライブッシュ』という別名の通り、沢山の蝶が蜜を吸いにやってきます。立野公園では去年10月3株植え込み、今春5株2箇所に分けて植えました。
ウラナミシジミ(左) ヤマトシジミ(右)
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ツマグロヒョウモン(左) モンシロチョウ(右)
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ベニシジミ(左) ダイミョウセセリ(右)
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# by T-admiral | 2005-10-23 18:23 |